根深ければ、枝しげし、源遠ければ、流れながし
日蓮上人(日蓮宗宗祖。1222-1282)
根深ければ、枝しげし、源遠ければ、流れながし。
根の深い樹は枝葉も繁る。源が遠い河は水も豊かで流れも長い。人も考えること深く、行うこと長ければ大器となる。
『報恩抄』
日蓮が出家した時の師である道善房の死に際し、報恩供養のために兄弟子であった故郷の安房清澄寺の浄顕房・義浄房に宛てた手紙。
世に生を受けた我々は、いかにして真実の道を歩むべきか、常に考えねばならぬ。根の深い樹が天高く枝を伸ばし、豊かに葉をつけるように、我々も深い思索と真摯な行いを持ってこそ、豊かな人生を築くことができる。これを理解するためには、次の教えが鍵になる。
ある日に、日蓮聖人が師である道善房の死を悼んで、故郷の清澄寺に手紙を送った。そこで述べられた言葉は、我々にとって大いに学ぶべきものがある。「根深ければ、枝しげし、源遠ければ、流れながし」との言葉であり、それは人間の心の在りかたと行動に対する深い洞察を表している。私たちが深く考え、真剣に行動することが求められるのだ。
この教えを日々の生活に取り入れることで、私たちは自分自身の内なる能力を開花させ、他者との豊かな交流を持つことができる。しっかりとした根を持つことで、厳しい状況にも耐えうる強さを得ることができる。同時に、遠い源から豊かに流れ続ける河のように、我々の行いや努力もまた、遠くまで豊かに影響を及ぼすことができる。
道善房の業績を称え、日蓮はその教えを深く胸に刻み、自らの行動の指針とした。日々の生活においても、この教えを心に留め、深く考えることの重要性を忘れずにいたい。その結果として、我々もまた、自らの器を大きくし、真の大成者としての道を歩むことができるだろう。
このような人生観を持つことは、短い時間の中でも深い喜びと充実感を得ることを可能にする。日々の積み重ねがやがて大きな成果を生むのだ。