他人が辛かろう、寂しかろうといっても、いや自分は幸せですという人には誰も勝てない

西端春枝(真宗大谷派淨信寺副住職)

原文

他人が辛かろう、寂しかろうといっても、いや自分は幸せですという人には誰も勝てない

妙機禅師の教え

人生にはさまざまな出来事が起こります。苦しみもあれば、悲しみもあり、時には喜びも訪れます。しかし、その中で他人が辛いと感じることでも、「自分は幸せです」と受け止められる人は、まさに心の強者であり、勝者です。

仏教の教えにおいて、私たちは「無常」であるということを理解することが大切です。すべてのものは移り変わり、永遠に同じ状態であることはありません。苦しみもまた一時的なものと捉え、そこに囚われない心を持つことが重要です。そのような心を持つことで、我々は真の意味での「幸せ」に気づくことができます。

さらに、仏教では「内なる平安」を重視します。外的な状況に左右されず、自らの心を安定させることが、幸福への鍵となります。他人が何を言おうとも、自分自身の心が平静であれば、どんな困難も乗り越えることができます。これはまさに「自己受容」の一形態であり、自己の価値を理解することが必要です。

例えば、禅の修行では「坐禅」によって心を静め、内なる声に耳を傾けます。坐禅を通じて感情や思考の波を観察し、それが一時的なものであることを悟るのです。この過程を通じて、心は次第に強くなり、何が起ころうとも「私は幸せです」と感じられるようになります。

さらに、菩薩道の教えによれば、他人の苦しみを見過ごさず、慈悲の心を持つことが大切です。しかし、その慈悲の心もまた、自分自身の心の強さがあってこそ真に発揮されるものです。自分が幸せであれば、他人に対してもより良い影響を与えることができます。

結論として、他人がどう感じようとも、自分の心を安定させ、「幸せです」と言える人は、真の意味での強さを持っています。この強さは内なる平安と悟りによって得られます。日常の中で瞑想や坐禅を通じて自己を見つめ、平安を保つことで、このような心の強さを養ってください。

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