逆境にあっての信仰と救い-ダニエル書の教え

(ダニエル書 6:17-25 [6:16-24])

原文

そこで王は、ダニエルを引き出し、ライオンの穴に投げ込むように命じた。王はダニエルに言った。「お前がいつも仕えている神がお前を救い出してくださるように。」

一つの石が運ばれて来て、穴の口に置かれた。王は自分の印章と貴族たちの印章でそれを封印し、ダニエルに対する処置が変更されないようにした。

それから王は王宮に帰ったが、その夜は断食をし、側女たちを召し寄せず、眠れずに過ごした。

王は夜が明けるとともに起き出し、急いでライオンの穴に行った。

ダニエルのいる穴に近づくと、王は悲痛な声で叫んで、ダニエルに言った。「生ける神の僕ダニエルよ、お前がいつも仕えているお前の神は、ライオンからお前を救い出すことができたか。」

ダニエルは王に語りかけた。「王様がとこしえに生き長らえますように。

私の神が御使いを遣わしてライオンの口を塞いでくださったので、ライオンは私に危害を加えませんでした。神の前に私が無実であることが認められたのです。王様、あなたに対しても私は悪いことをしてはいません。」

そこで、王は大いに喜び、ダニエルを穴から引き出すように命じた。ダニエルは穴から引き出されたが、彼には何の害も認められなかった。自分の神を信頼していたからである。

王は、ダニエルを中傷した者たちを連れて来させ、彼らをその妻子と共にライオンの穴に投げ込むように命じた。彼らが穴の底に達しないうちに、ライオンは彼らに襲いかかり、彼らの骨をことごとくかみ砕いた。

出典

(ダニエル書 6:17-25 [6:16-24]) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用

妙機牧師の教え

ダニエルは、逆境においても決して恐れを抱くことはありませんでした。彼は生ける神に仕え、その信仰を貫き通しました。王がダニエルをライオンの穴に投げ込むよう命じた際、王は彼に「お前がいつも仕えている神がお前を救い出してくださるように」と言いました。この言葉には、王自身の信仰のかけらと、ダニエルの神への確固たる信頼が垣間見えます。

王が夜を明かして心を痛め、ダニエルの無事を祈ったその姿からは、王自身のダニエルへの思慕と、神の力を信じる心が伺えます。そして、朝が訪れたとき、王は急いで穴に向かい、ダニエルの名前を呼びました。そこに答えたダニエルの声は、神の御使いが彼を守った証です。「私の神が御使いを遣わしてライオンの口を塞いでくださったので、ライオンは私に危害を加えませんでした」との言葉は、信仰の力、神の救いの確かさを示しています。

ダニエルが神に頼り、無実であったことが認められると、王は喜び、ダニエルを救い出します。逆に、彼を中傷した者たちは、神の裁きを受けることになります。この出来事は、正義と真実を信じることの重要性を教えています。信仰を持ち続けることで、逆境を乗り越えられるという力強いメッセージが、私たちに向けられているのです。

この聖書の物語から、「信仰の力は、どんな逆境にも勝る」ということを学びます。私たちもダニエルのように、神を信じ、日々の人生の中で困難を乗り越えていきましょう。

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