思慮深くあれ-ヨブ記からの聖句の教え
(ヨブ記 40:1-5)
そして、主はヨブに言われた。
非難する者が全能者と言い争うのか。
神を責める者はこれに答えよ。
ヨブは主に答えた。
私は取るに足りない者
何を言い返せましょうか。
私は自分の口に手を置きます。
私は一度語りましたが、もう答えません。
二度語りましたが、もう繰り返しません。
(ヨブ記 40:1-5) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
神はヨブに問いかけられました。「非難する者が全能者に対して言い争うのか。神を責める者はこれに答えることができるか」と。これに対し、ヨブは自らの無力さを認めました。「私は取るに足りない者です。何を言い返せましょうか」と語ります。彼は自分の口に手を置き、言葉を超えた沈黙の中で、神の偉大さを思い知りました。
この対話から学ぶべきことは、神との関係における謙遜さです。私たちもまた、困難な時には自らの意見や不満を持ち寄りがちですが、その前に神の前に静まり、思慮深く在るべきです。ヨブは一度は語りましたが、二度は繰り返しませんでした。これこそが真の知恵ではないでしょうか。自分自身を抑え、神の意志に耳を傾ける姿勢が求められるのです。
私たちの生活の中でも、困難や試練が訪れることは避けられません。その時にこそ、神の声に耳を傾け、静まり返ることが大切です。聖句にあるように、神は私たちに語りかけておられます。私たちの心は、時に雑音で満ちていますが、静けさの中で神の導きを求めることで、新たな視点を得られるのです。
ヨブ記を通じて、苦しみの中でこそ思慮深さが養われ、私たちが神へと近づく一歩となります。神に対する敬意と思慮深さを持ちながら、人生を歩むことこそが、真の信仰の証なのです。神の言葉に従い、私たちもまた思慮深くあれるように、日々歩んでいきましょう。