キリストの主権-エジプトからの導きと王の必要

(サムエル記上 8:4-18)

原文

イスラエルの長老たちは全員集まり、ラマのサムエルのもとに来て、

彼に言った。「あなたはすでに年を取られ、ご子息たちはあなたが歩んだように歩もうとはしていません。ですから、今、他のすべての国々のように、我々を裁く王を立ててください。」

裁きを行う王を自分たちに与えよとの彼らの言い分は、サムエルの目に悪と映った。そこでサムエルは主に祈った。

主はサムエルに言われた。「民の言うままに、その声に従いなさい。民が退けているのはあなたではない。むしろ、私が彼らの王となることを退けているのだ。

彼らをエジプトから導き上ったその日から今日に至るまで、彼らのすることといえば、私を捨てて、他の神々に仕えることであった。あなたに対しても同じことをしているのだ。

今は彼らの声に聞き従いなさい。ただし、彼らに厳しく命じ、彼らの上に立って治める王の権利を知らせなさい。」

サムエルは王を要求する民に主の言葉をことごとく伝えた。

彼はこう告げた。「あなたがたを支配する王の権利は次のとおりである。まず、あなたがたの息子を徴用し、戦車に乗せ、騎兵にして王の戦車の前を走らせる。

そうして自分のために千人隊の長、五十人隊の長を任命して、自分の耕作や刈り入れに従事させ、武器や戦車の用具を作らせる。

また、あなたがたの娘を徴用し、香料作り、料理女、パン焼き女にする。

さらに、あなたがたの畑、ぶどう畑、オリーブ畑の最も良いものを没収し、家臣に与える。

また、あなたがたの穀物とぶどうの十分の一を徴収し、宦官や家臣に与える。

あなたがたの男奴隷、女奴隷、有能な若者や、ろばを徴用し、王のために働かせる。

また、あなたがたの羊の十分の一を徴収する。こうして、あなたがたは王の奴隷となる。

その日、あなたがたは自ら選んだ王のゆえに泣き叫ぶことになろう。しかし、主はその日、あなたがたに答えてはくださらない。」

出典

(サムエル記上 8:4-18) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用

妙機牧師の教え

イスラエルの長老たちは、年老いたサムエルに集まり、求めました。「私たちにも王を与えてください」。彼らは、神の導きではなく、人間の王による裁きを望んだのです。この要求はサムエルの心に悪として映り、主に祈りを捧げました。すると主はサムエルに語りました。「彼らの言うままに従いなさい。彼らが望む王を立てることは、あなたに対する拒絶ではない。むしろ、私を捨て、他の神々に仕える彼らを、人は理解せずに望んでいるのだ」と。

民が求めた王には権利が伴います。サムエルは彼らに警告し、王の支配がもたらす重荷について語りました。「あなたたちの息子は徴用され、戦士として王に仕え、娘たちは料理や香料を作る者となる。最も良いものは王の家臣に与えられ、あなたたちは王の奴隷となる」と。選ばれた王によって、ついには後悔の声が上がることを、主は予告されました。

この物語は、私たちが何を選び、誰を信じるかの重要性を教えます。私たちの人生で真の王である主を受け入れることは、決して容易ではありませんが、信仰の道を歩むためには不可欠です。人間の王を求める誘惑の中、私たちが心のうちに王であるキリストを散りばめることがどれほど大切か、改めて考え直すべきです。

主は常に私たちの近くにおられます。彼の道を歩むことで、私たちは真の自由を得るのです。聖書の言葉を通じて考え、信仰の力を見出しましょう。

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