イエスは、たとえで彼らに話し始められた。「ある人がぶどう園を造り、垣を巡らし、搾り場を掘り、見張りのやぐらを建て、これを農夫たちに貸して旅に出た。
収穫の時になったので、ぶどう園の収穫を受け取るために、僕を農夫たちのところへ送った。
ところが、農夫たちはこの僕を捕まえて袋叩きにし、何も持たせないで帰した。
そこでまた、他の僕を送ったが、農夫たちはその頭を殴り、侮辱した。
さらに、もう一人を送ったが、今度は殺した。そのほかに多くの僕を送ったが、ある者は殴られ、ある者は殺された。
その人には、まだ一人、愛する息子がいた。『私の息子なら敬ってくれるだろう』と言って、最後に息子を送った。
農夫たちは話し合った。『これは跡取りだ。さあ、殺してしまおう。そうすれば、財産はこちらのものだ。』
そして、息子を捕まえて殺し、ぶどう園の外に放り出した。
さて、ぶどう園の主人は、どうするだろうか。戻って来て、農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるに違いない。
聖書にこう書いてあるのを読んだことがないのか。
『家を建てる者の捨てた石
これが隅の親石となった。
これは、主がなさったことで
私たちの目には不思議なこと。』」